おだまゆの試演会Ⅵ
- odamayuko22
- 2021年12月18日
- 読了時間: 3分

様々な楽器の演奏家たちが集い、安心してトライ&エラーを繰り返すことができる場として「おだまゆの試演会6」を企画しました。失敗も間違いも、成長の前段階であり学びの原動力!
そして実に魅力的なソリストさんばかり。耳を傾けあい対話を通じてゆるく繋がっていただければ尚嬉しいです。
誰かと共に深く感じたり考えたり…そんなきっかけをくれる音楽の存在が何とありがたいことか!お集まりいただいた皆様に深く深く感謝いたします。
おだまゆの試演会Ⅵ
2021年12月13日(月)
汐留ホール
藤井陽子(Fl.)、庄野 萌 (Vn.)、武田 友実 (Ten.)、眞島 李帆 (Vn.)、金子 志保 (Sop.)、
党 静子 (Sop.)、松谷 萌江 (Vn.)、藤吉 正規 (Hr.)、鈴木 花安 (Sop.)、梁取 里 (Mez.)
織田麻祐子(Pf.)
ドップラー:アメリカの主題による二重奏曲 Op.37
マスカーニ:月
ドニゼッティ:『愛の妙薬』より「人知れぬ涙」
ブラームス:ヴァイオリンとピアノの為のソナタ 第1番「雨の歌」Op.78より 第1楽章
メサジェ:『お菊夫人』より「お聴きなさい、蝉たちの声を」
グリエール:コロラトゥーラソプラノとオーケストラの為の協奏曲 op.82より 第2楽章
マスカーニ:『カヴァレリア・ルスティカーナ』より「アヴェ・マリア」
シャルパンティエ:『ルイーズ』より「あの日から」
R.シュトラウス:ホルン協奏曲第1番 Op.11より 第1楽章
R.シューマン:『レーナウの6つの詩とレクイエム』Op.90より 第2曲「私の薔薇」
O.ニコライ:『ウィンザーの陽気な女房たち』より
レチタティーヴォとアリア「さぁ早くここに、才気、陽気な移り気」
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.22より 第2楽章
ヴィエニャフスキ:スケルツォ=タランテラ Op.16
コルンゴルト:四つのシェイクスピアの歌 Op.31
おだまゆの試演会とは…
もともとは、プライベートなリハーサル会として2019年に始めたものでしたが、2020年コロナ禍を機に「おだまゆの試演会」として本格的にスタートさせました。
「おだまゆの試演会」とは、「演奏する人のみがホールに集う演奏会、勉強会」。
様々な楽器の演奏家が「演奏したい」「学びたい」作品をピアノの織田と共に演奏し、安心してトライ&エラーを繰り返すことができる場として、織田麻祐子が企画・運営しています。
突然襲った未知のウイルスが世の中を大きく変えました。演奏家たちはステージに立つことができず、先が全く見えない不安にもがき続ける日々。
そんな中、日頃多くの学びと刺激を下さる共演者たちの為に、何かお役に立てる企画ができないか、お客様の前に立てないなら、せめて演奏家たちだけでの勉強会を!との思いで動き出しました。
一人で黙々と楽器や作品に向き合うことはできても「人前で演奏する感覚」「アンサンブルの勘」、これらを維持し続けるのは容易なことではなく、やはり共演者とのリハーサル、そして「本番」という場数を重ねてこそ。
声楽、弦楽器、管楽器など、個性豊かな演奏家たちが熱く演奏し、切磋琢磨しあう場となっています。大切なコンクールやオーディション、試験の前に腕試しとして演奏する方も。そして作品解説はもちろん、出演者のちょっと意外なプライベート情報を盛り込んだプログラムも好評です。
また、回を重ねるごとに少しずつ趣向を変え、アンサンブルのスペシャリストをゲストにお迎えしアドバイスをいただく回や、はたまたYouTube公開にチャレンジする回など、出演者の皆様に多大なるご協力をいただきながら企画面でも試行錯誤を重ねています。一緒に演奏する人がいなければ形にならない、それぞれにとって(私にとっても)愛しい作品たちばかりが並ぶ、「おだまゆの試演会」です。